ワールドカップのグループリーグは出場32か国が4つずつ8個に分かれます。
このとき出場国をFIFAランキングの順で上から8カ国ずつ4つに分けて抽選を行うので強豪ばかりなるなどの偏ったグループが生まれないようになっています。
同じ強さのレベルの国が散らばるように抽選することで、できるだけ公平になるようにしているんですね。
組合せは文句が出ないように最大限に配慮されている
このすべての参加国を強い順に4つに分けることを「ポット分け」といい、強い順にポット1〜4となります。
今回のカタール大会のポット分けはこのようになりました。
【ポット1】カタール(開催国)、FIFAランキング上位7カ国 【ポット2】FIFAランキング上位8位~15位 【ポット3】FIFAランキング上位16位~23位 【ポット4】FIFAランキング上位24~28位、大陸間プレーオフ勝者2チーム・欧州プレーオフA組勝者
ポット4に「プレーオフの勝者」という国がありますが、これらの国は組合せ抽選までに出場が決まっていなかったので仕方なくポット4に割り振られました。
通常なら開催国以外はFIFAランキングでポットを割り振られるのでロシア大会は以下のようになっています。
【ポット1】ロシア(開催国)、FIFAランキング上位7カ国 【ポット2】FIFAランキング上位8位~15位 【ポット3】FIFAランキング上位16位~23位 【ポット4】FIFAランキング上位24~32位
開催国はポット1に入ることが決まっています。これはワールドカップの歴史上、開催国は非常に高い確率でグループリーグを突破してきたためです。つまり、開催国はFIFAランキングが低かろうが抜群に強いのでポット1に入れるのが公平とされています。
さらにグループには同じ大陸同士で割り振られないようにもなっているので、できるだけ同じ大陸どうしで潰し合わないようにもしてあります。
このような工夫のおかげで参加チームが公平にバランス良く対戦するように配慮されているんですね。

そして、これはワールドカップに限らずあらゆるサッカーの大会で強さによる「ポット分け」をした後の抽選が採用されています!
なので「今回ドイツはポット2なのか〜」と言っていると通に見えますよ笑笑!
組合わせ1つとっても文句が生まれないようにしてあり、そんな視点が加わるとより一層サッカーを見るのが楽しくなります!
今回はそんな組み合わせの舞台裏をご紹介しました!
以上!最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!