とにかく疲れるインドに1回は行っておくべき理由

海外旅行記

行った人がことごとく「もう行きたくない…」というインドですが、「1回は行っておくべき」とも言われますよね?

海外旅行界隈では世界の国の中で独特の存在感を放つインド。

僕も正直に言うと疲れましたが、海外旅行が好きなら一回は行っておいた方がいいと思います!

今回はインドの魅力や訪れるべき理由をご紹介します。

とにかく視野を広げてくれる国

インドのイメージというとやはり「カオス」といったところではないでしょうか?

実際に行ってみると本当に街は混沌としていて、日本とはかけ離れた生活環境に大きな刺激(疲労?)を受けて自分の視野を広げてくれます!

それこそが最大の理由ですね!

「そのカオスってどんな感じ?」と聞かれると難しいですが、本当に多種多様な人や動物までもがいるという状態です。

社会からつま弾きにされてしまった人から、そんな人を見下すお金持ち、僕たちのような観光客からたくましく生きる地元の人たち。

14億の人を抱える国は夜でも静かになることがありません。

インドの賑わいや喧噪は穏やかな先進国にはありませんし、発展途上国の中でも独特の様相を呈しています。

今後の世界の中心になっていくインドの街並みを一目見ておくことは人生経験として非常に有意義なものになるでしょう。

生で見るカオスは映像の比ではない

14億もの人口を抱えるインド、地球上の6人に一人はこの国に住んでおり、とんでもない数の人で通りは賑わっています。

インド国民の平均年齢は27.9歳とも言われているとおり、街がとても若いです。

若い人特有のハングリーさと言うのでしょうか、街全体が希望や野心で満ちているような雰囲気があります。

中でもデリーの旧市街は多くの若い人の職場や社交の場となっており、その活気には感動しました。

狭い範囲に何万という人が行き来する喧噪に加えて、未熟なインフラにはインドという国の伸びしろをひしひしと感じました。

この街の勢いというものは渡航前に見ていた映像ではもちろん、成熟した社会であるその他の先進国でも感じられませんでした。

まったく新しい世界を見てみたいという人にインドはこれ以上ない旅先ですし、なかでもデリーやバラナシといった場所は打ってつけと言えるでしょう。

インドのカオスを体感するなら聖地バラナシ

個人的にはガンジス川のほとりにあるヒンドゥー教の聖地「バラナシ」という町がカオスを感じるにはベストな場所だと思います。

バラナシで遺体をガンジス川に流してもらうと天国に行けるとヒンドゥー教では信じられており、沐浴する人のすぐ隣で火葬場から遺体を流しています。

お世辞にも綺麗とは言えないガンジス川に飛び込んでいる現地人やすぐそばで神妙な面持ちで火葬を行っているヒンドゥー教徒たち。

ガートと呼ばれる火葬場では24時間365日ガンジス川に遺体を流しています。

バラナシは人の「死」をとても近くで見られる場所だと思います。

目の前で遺体が焼かれているのを見て、自分の命もいつかは尽きること実感し、死ぬまでの時間をどんな風に生きるべきか考えるきっかけになりました。

火葬場で写真撮影はNGですが、下の写真の左下には火葬場の炎が若干映っています。

そんな厳かな場の周りには観光客や修行僧はもちろん、物乞いの人や観光ガイドの客引き、牛、野良犬、ヤギなどの動物まで群がっています…。

もはや何がどうなっているのか状況の理解が追いつきません。

ただ、その太古の昔から続く人間の営みが凝縮したバラナシの街並みにはずっしりとした重みがあり、歴史ある街ならではの渋さがあります。

そんな歴史ある荘厳な空間で身が引き締まる思いになりました。

完璧な美しさのタージ・マハル

インド旅行では絶対外せないのが世界的に有名なタージ・マハル

なんとこのタージ・マハル。地球上に存在するんです!(笑)

この世のものとは思えない壮麗な建物の写真を見て、僕はちょっと疑っていたのですが、ちゃんと実在します!(当たり前)

見ただけで分かる「本物」の建物

時の皇帝シャー・ジャハーンが亡き妻のために建設したお墓「タージ・マハル」。

国内外の最高級の建築材を用いて、2万人を20年働かせて造ったタージ・マハルの美しさを一言で表すならまさに「完璧」。

隅から隅まで左右対称にこだわった建物の「パッと見」の美しさはもちろん、壁や手すりまで細部まで緻密な装飾が施された非の打ちどころがない建物です。

経費削減の痕跡が一切なく、計算され尽くされた美しさに息を吞むことは間違いありません。

霊廟の内部も美しく、石造りの建物特有のひんやりとした空気が、内部の空間を別世界のように感じさせます。

タージ・マハルだけを見てインドから帰国しても満足できるはずです。

特にびっくりするのがその大きさ。

タージ・マハルがあるアグラという町は、正直に言って全然発展していません。

ちょっと歩けばスラムやガタガタの道で溢れ、高いビルもありません。

言い方は悪いですが、そんな発展途上国の田舎に大理石で作られた高さ73mの白亜の霊廟があります。

巨大で美しい霊廟と混沌としたアグラ街並みとのギャップにも驚かされました。

今以上にインフラも整っていなく、街も貧しかった時のタージ・マハルの存在感はいったいどんなものだったのでしょうか。

僕はそんな昔の時代に思いを馳せていました。

皇帝の悲しい最期を感じるアグラ城塞

タージ・マハルのことを語る上でアグラ城塞は欠かせません。

タージ・マハルから2㎞ほど離れたところにあるこの古城は、タージ・マハルを建設したシャー・ジャハーンが最後に幽閉されて死を迎えた場所だからです。

まぁ、この幽閉された理由が「タージ・マハルの建設で国家の財政をピンチに陥れたため」ということで自業自得とも言えますが…(^^;)

何せシャー・ジャハーンは建てたはいいものの死ぬまでタージ・マハルを訪れることはできず、アグラ城塞の狭い一角からからただ眺めていたと言われています。

このアグラ城塞から見るタージ・マハルの存在感も圧倒的です。

実物は写真以上に大きく見えました。

自分が建てたこれほど巨大で美しい建物を最期まで眺めるだけに終わったシャー・ジャハーンはどんな気持ちだったのでしょうか。

そんな悲しい歴史も感じられるアグラ城塞、タージ・マハルに行くのならセットで訪れておくことをお勧めします。

インドの最大の港町・ムンバイ

経済発展著しいムンバイは旧植民地時代のヨーロッパ風の建物や巨大ビル、そしてスラムまで社会のあらゆる層の人たちが住んでいます。

僕たちが訪れた4つの都市の中では、最も平均的な所得が高いエリアでした。

そんな豊かさもあってか、街自体はインドとは思えないほど穏やかでした。

雰囲気はバンコクに似ていて、発展の余地もあるけど街の勢いは東京なんかより全然上みたいな感じです。

まだまだ昔ながらの街並みや風景が見られますが、それと摩天楼とのコラボもなかなか見ごたえがあります。

人口が過密状態にあるので電車の混み方は異常でしたけどね(笑)。

インドとは思えない落ち着いた街の雰囲気をしていて、今後の世界経済の中心地になっていくであろうムンバイの街並みも自分の目で見ておくことは財産になるでしょう。

まとめ 日本では味わえないパワーを貰いに行こう

インドの魅力を適切に表す表現力が僕にはありませんが、この国はとんでもないパワーを秘めています。

通りを歩けば、数えきれないほどの人がいますし、道を歩けば犬や牛がお出迎え。

さすが世界最古の文明が付近で栄えていただけあり、街のあらゆるところでこの国の壮絶な歴史を垣間見ることができました。

国家が乱立しては滅び、統一が果たされたかと思えばイギリスにすべてを支配され…。

長い長いの歴史こそがインドをインドたらしめている気がします

長く存在しているものはそれに足るだけの理由があるといいます。

インドで何千何百年と残っている宗教儀式や建築、一昔前のような趣を感じさせる移動手段や動物などなどすべてには時の試練に耐えるだけの力を持っています。

近年の発展でそんな長い歴史を持つ街が少しずつ失われていっているように思われたのは残念でしたが、それでもまだ十分に太古からの人の営みを感じられます。

文明化の前のような雑然とした人々の生活を肌で感じられるインド。

みなさん興味が湧いてきましたか???

では、是非インドに行ってみましょう!!

以上!最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!

ルキータ

海外旅行と読書が好きな社会人1年目。趣味の旅行で11か国を訪れるかたわらでオンライン英会話を4年継続。読書はビジネス書を中心に一年で50冊ほど。日本で生まれ育ちでTOEICを450→905点に。ルキータという名前は好きなサッカー選手(ルカ・モドリッチ)の愛称を使っています

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