褒めることが人間関係でとても重要なことは僕が言うまでもありません。
褒められたときは嬉しいですよね?
しかし、それを知っていながらどうして自分は素直に他人を褒められないのでしょうか?
時間があったので、その原因と解決策を二つずつ考えてみました。
自分を脅かす存在に感じられるから
僕たちは自分が価値ある存在だと感じたいものです。
しかし、世の中には必ず自分と似通った人がいますし、自分の上を行く人もたくさんいます。
自らの立ち位置を脅かす、あるいは打ち消す人が現れると自分の居場所が危うくなります。
そんな自分の上をいく存在を素直に認めて2番手、3番手に甘んじることを受け入れるのは簡単なことではありません。
レギュラーから控えになることが嬉しい人はいないでしょう。
なので、悔しさを押し殺すことに精一杯で褒めることができないのです。
自分の未熟さや負けを認めることになるから
また自分の未熟さや負けを思い知らされることも他人を素直に褒められない原因になると思います。
突然ですが、以下の2人のうち褒めやすいのはどちらでしょうか?
- ネジ回しを人の10倍の速さでできる達人
- いつも笑顔で愚痴や文句を言わずに仕事に取り組む人
おそらく、ネジ回しの達人を素直に「すごい!」と言える人は多いと思います。
それは、ほとんどの人がネジ回しのことなど意識せず生きていて、何の感情も持っていないからです。
こういうことなら、自分の負けをすんなり受け入れられるので素直に褒めることができます。
一方で、いつも笑顔で愚痴や文句を言わずに仕事に取り組む人はどうでしょうか?
こちらはネジ回しの人より面と向かって褒めるのは難しくないでしょうか?
笑顔を振りまき、不平不満を言わずに仕事をする方が良いに決まっています。
しかし、それを実行し続けるにはただならぬ精神的な強さが必要で、多くの人がこのように振る舞うことはできません。
本人のいないところでは褒められても、本人に直接言うのは少し恥ずかしく感じてしまいます。
こういう自分ができてないことを素直に認めて、それを褒めることは少しハードルが上がります。
では、どうしたら素直に褒められるようになるか?
原因の想像が何となくついたところで、どうしたら人を素直に褒められるようになれるのでしょうか?
僕は自分に自信を持てるようになるかが大切だと思っています。
その方法として、二つご紹介します
関わる人のバリエーションを増やし、自分の長所を複数個知っておく
一つのコミュニティや一つの長所にすがっていると、その太い一本の柱が揺らぐようなことがあると自我を保てなくなってしまいます(笑)。
なので、ここでも大事なのはリスクを分散しておくことです。
幸いにも僕たちの長所が1個ということはありません。
一人ひとり良いところはいっぱいあります。
自分の長所である複数の要素が完全に当てはまる人はほとんどいません。
なので、自分を複数の視点から見て長所をいくつか認識しておけば、そのうち一つくらい負けてもいいと思える余裕を手にすることができます。
すっごい頑張る
それでも負けるのが嫌というなら頑張るしかありません。
ただ、この方法を取れるのは人格的なことではなく、人の目で見て分かるスキルや結果に限定されます。
それに人格に勝ち負けなどないような気がしますしね(^^;)
控えからレギュラーを取り返すには努力して監督から信用してもらうしかありません。
一旦は負けを認めて、そこから謙虚に努力を重ねましょう。
努力が報われるかは神のみぞ知ることですが、経験としては非常に貴重なものになるでしょう。
まとめ 優秀な人はどのみち自分を追い抜く
結局、自分より優秀な人はいます。
恵まれた家庭で英才教育を受けた人や天才児、挙句の果てには過去の人物と比べられたりもします。
「陶芸家は陶芸家を妬む」とアリストテレスは言いましたが、僕たちは自分と似た人をライバル視する傾向があるようです。
負けず嫌いであることは必ずしも悪いことではありませんが、嫉妬や妬みという感情の相手をすることはただ時間の無駄になるだけです。
長い目で見れば自分より優秀な人の足を引っ張るよりも、応援をした方が後々になって自分の助けてくれる可能性が高くなります。
自分を脅かす存在を素直に認められるかどうかが、自分の器の大きさを表します。
感心したことは直ぐに伝えて、そこからは自分がすべきことに注力しましょう。
それがみんなが一番幸せになれるからです。
以上!最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!