「The Psychology of Money」人生に必ず役立つ一生もののマネー本

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全世界で52の言葉に翻訳、日本でも12万部超えの世界的なベストセラー、「The Psychology of Money・お金の心理学」を読んでみました。

正直、これを読んだか読んでいないかで一生お金に困るか、豊かに暮らせるか決まると言ってもいいくでしょう。

読んだその日から豊かな人生を歩めるようになると思える1冊でしたので、ぜひ最後まで記事を読んで、本の方もチェックしてみてください!!!

収入が多いこととお金持ちであることはまったく異なること

僕がこの本から得た最大の教訓は「良い暮らしをすること」と「資産を保有していること」はまったく違うことであるということです。

なぜなら僕たちの多くは、「お金持ち=お金をたくさん使える人」だという風に認識しているからです。

では、お金持ちとはどんな人のことを言うのでしょうか?

それはお金を持ち続けられる人のことを言います。

1億円稼いでも、それを手にしたそばから使い切ってはお金持ちとは言えません。

手元にもうその1億円はないのですから。

筆者は浪費で使い切るくらいなら使わないで持っている方が良いと言います。

というのも、人生における幸福は日々を自分の思い通りに生きられることだからだそうです。

つまり、「この会社を辞めても1億円あるんだ」という余裕こそが幸せに繋がります。

お金がないと目の前の試練や困難を受け入れざるを得なくなってしまいます。

幸せとはモノではなく時間から生まれ、好きな人と好きなだけ好きなことができることです

資産という安定した土台があって初めて人は自由に生きられるのですね。

富は目に見えづらい

モノではなく時間が幸せをもたらしてくれると書いた通り、資産を築いた人はモノの優先順位を低くしている傾向があります。

つまり、お金持ちの暮らしぶりは至って質素ということです。

すると、ある人がお金持ちかどうかはパッと見では見分けがつきません。

これが大事な点で、世の中にはお金を持っていなさそうでも実は裕福な人がいる一方で、お金を持っていそうだけど実は資産がない人が多くいるのです。

なぜなら、お金持ちであるかの基準は貯金や資産がいくらあるかということであり、身なりが立派かどうかは別物だからです。

だからと言って服がボロボロでもいい訳ではありませんが、自分をよく見せようとするエゴで資産が消えてしまうことは覚えてましょう。

富は将来より多くの選択肢を得るために、今買うものを抑えて生まれます。

最低限の身なりが整っているのであれば、それからはエゴを抑えることに焦点をあてましょう。

投資の黄金ルールは「とても長い時間」をかけること

世界一の投資家ウォーレン・バフェットは投資で成功する秘訣を聞かれてこう答えました。

「短期間に急いで金持ちになろうとしてはいけない。それよりも金持ちであり続けることのほうが重要だ」

そして、誰もが羨む資産を築き上げたにも関わらず、無茶な投資をして破産をした投資家について聞かれこうも答えています。

「最後にゼロを掛けたら、どんなものもゼロになる。」

投資の成功には無茶なリスクを取らないことが大事なことが分かりますね。

過去30年程度の米国株式市場(S&P500株価指数)は、平均すると年率8.4%程度のペースで上昇しています。

これは30年放ったらかしておくだけで自動的に資産が8倍強になるということです。

ただ、人はその時間を待つことが非常に苦手で、じれったさに耐えることができません。

そして、一か八かの勝負に出てせっかく増えた財産をゼロにしたり、最悪の場合は返済できない額の借金を抱えてしまうのです。

この世にタダのものはなく、富を築くためには時間という代償を払う必要があります。

簡単に聞こえるかもしれませんが、誘惑に惑わされずただ待つことが意外とできません。

ただ、そうした数字にしにくい代償を払った人こそが莫大な富を築くことができるのです。

だから焦ってはいけません。

遅かれ早かれ経済的な自由にたどり着くことが一番大事なのですから。

まとめ.支出を抑えて長期で投資することが資産形成の黄金ルート

結局のところ贅沢は控えて、浮いたお金を長期で運用しましょうというのがこの本の指針になりますが、何よりも大切なのは質素倹約です。

この本にある言葉の中に「収入ーエゴ=貯蓄」という言葉があります。

課題も多いですが、日本という国は法律、社会保障、インフラが充実している恵まれた国です。

毎日、ご飯が食べられるか心配している人はほぼいません。

そんな豊かな社会の下で、人々の気持ちは自分の価値を認めてほしいという方向に向きます。

自分の価値や存在を認めてほしいというのは強烈な欲求で、誰にでもある感情です。

ただ、承認欲求とも言われるこの感情をいかにコントロールできるかが、富を築けるかどうかの分かれ目になります。

いい格好をするためには、お金がかかってしまいますから。

そこをぐっとこらえる。

その我慢の対価として、資産や自由が待っているのです。

あなたの忍耐もきっと無駄にはなりません。

地道にゆっくりやっていきましょう!

以上!最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!

ルキータ

海外旅行と読書が好きな社会人1年目。趣味の旅行で11か国を訪れるかたわらでオンライン英会話を4年継続。読書はビジネス書を中心に一年で50冊ほど。日本で生まれ育ちでTOEICを450→905点に。ルキータという名前は好きなサッカー選手(ルカ・モドリッチ)の愛称を使っています

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