せっかく海外ボランティアや留学の経験があっても伝え方を間違えると「それって誰でもできるんじゃね?」と思われて終わりです。
それは世の中に海外ボランティアや留学がある大学生は山ほどいるからです。
たくさんいる海外経験者からこの人と働きたいと思ってもらうには何が必要なのでしょうか。
結果と取り組んだ経緯を強調しよう
面接やESで最も伝えるべきポイントは「素晴らしい結果」と「どんな想いでそれに取り組んでいたか」です。
それは面接官が就活生の「結果を出す力」と「人間的な魅力」を重視しているからです。
「結果を出す力」が重視されるのは、就活生は会社の利益に貢献してくれることを期待されているからです。
ビジネスである以上は成果を残さないといけませんから、結果にこだわった姿勢は伝える必要があります。
「人間的な魅力」重視されるのは、一緒にいて楽しい人と働きたいからです。
限られた時間で面接官が就活生の人間性を理解するヒントになるのが、エピソードの背景にあった想いや意図です。
何に問題意識を持って、どんな解決手段をとったのかという点には人間性が現れます。
「自分は何に疑問を感じて、○○するのがいいと思ったからそうした結果、問題がこのように解決した」
残念ながら、ただ引率されて海外ボランティアや留学に行ったという話ではこの2点を十分に伝えられません。
なので、この2点を意識してエピソードの伝え方を工夫してみて下さい。
立派な意志や結果などないという方へ
言いたいことは分かったけど、そんな立派なことしてねーよ!という声が鼓膜が破れるほど聞こえております(笑)。
なぜその行動をしたか書き出してみる
連想ゲームのようになぜその行動をしたのかを書き出していきましょう。
紙に書いていくと全体が見渡せて良いです。
なぜ留学に興味を持ったのかとか、留学の中でもその行先に興味を持ったのかということを少なくても5段階は掘り下げて理由を考えていきましょう。
この考える作業は手間なので、これをするだけで大きな差になります。
書き出した理由を全部使う必要はありませんが、一番筋が通りそうなものを身近な人と相談しながら作っていきましょう。
結果に執着した姿勢を見せる
簡単にいうと本気度です。
あることを成し遂げるには色んな回り道や失敗があります。
その上手くいかなかったことを一個ずつ書き出していきましょう。
そして、それぞれを結果を出すために乗り越えた障害としていきましょう。
小さなことで構わないのでまずは言葉にして、良さそうなものを順序良く並べていきましょう。
苦労した感を作り出しましょう。
ある程度結果は盛る
さも立派なことをしたかのように見せる技術も大事です。
やってもいないことをでっち上げるのはダメですが、多少結果を盛るのは問題ありません。
僕も最初はESをあまりに正直に書きすぎて、周りの人からボロクソに言われました。
嘘も方便という言葉があるように、就活では自分を売り込まなければいけないことを受け入れましょう。
僕も自己PRは好きではないですが、変えようのない就活のシステムに抗うより割り切ってそれに合わせる方が早いと思います。
ただ、結果よりも筋が通っているかのほうが大切
一つの救いとなるのが、就活がすごいこと言い合い合戦になることです。
そんな中で際立つ結果を持っている人はほぼいません。
僕がOB訪問をした某メガバンクの方曰く、甲子園優勝くらいじゃないと目立たないそうです。
結果で差をつけるのは難しいということですね。
行動の理由や志望動機が理にかなっていれば、多少結果が出ていなくても面接をパスすることはできました。
まとめ 行動力と伝える力は別
まとめると、「結果にこだわれる性格が良い人なんですよ」ということをエピソードの結果と取り組んだ経緯で示しましょうということです。
正解は様々ですが、僕の指針はそういうことです。
海外ボランティアや留学に行っている人は間違いなく行動力がありますが、残念ながら就活は行動力だけでは勝てません…。
気持ちと折り合いを付けるのは大変ですが、環境に自分をフィットさせる能力も大切です。
初めは上手くいかないかもしれませんが、焦らずに頑張っていきましょう。
以上!最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!