良い思い出をより良く、ストレスを減らすにはどうしたらいいか?〜ピークエンドの法則〜

時間の過ごし方

こんにちは!!!

今回は「幸せな時間をより幸せに、ストレスはより小さくなる時間の使い方」をご紹介します!!

そんなことできるのか⁉︎と思われるかもしれませんが、

心理学の「ピーク・エンドの法則」という法則を使うと、そんな時間の使い方ができるんです!!

ピーク・エンドの法則とは?

そもそも「ピーク・エンドの法則」とは心理学の用語で

私たちはある経験に関して、最も感情が揺さぶられた「ピーク」とどんな終わり方をしたかという「エンド」の2つをとりわけ強く記憶していることを言います。

これは逆に、物事の初まりの部分やピーク以外の部分はほとんど記憶に残らないということでもあります。

そして、その経験がどれくらい時間続いたかもほとんど記憶に残りません!

これは「持続時間の無視」とも言われます。

つまり、何かを経験するときは「ピーク」と「エンド」に力を入れれば、その経験をより良い思い出として記憶することができます!!

良い思い出をより良くする方法

さて、「ピーク・エンドの法則」がどんなものかが分かったところで、具体的な方使い方を紹介します!!

楽しみは最後にもってくる

「ピーク」と「エンド」が1番強く記憶に残るということは「終わらせ方」が非常に大切だということです。

なので、あらかじめ楽しみの「ピーク」が分かっているときは、それを行程の「エンド」に当てるましょう

例えば、あなたがどうしてもルーブル美術館に行きたくてパリに5日間行くことにしたとします。

行きたくて仕方なかったルーブル美術館には、パリに着いたその足で行きたくなると思いますが、

訪問を最終日に回すことで「ピーク」を「エンド」の記憶と重ねられるため「より良い思い出」として強く刻み込むことができます。

でも、ルーブル美術館にはどうしても初日に行きたい!という人もいるでしょう

そんな方には最終日にもう1回行くことをおすすめします!

そうするとこちらも「ピーク」も「エンド」もルーブル美術館にすることができるので素晴らしい思い出になるでしょう!

期間の短さを気にしない

「ピーク・エンドの法則」としてもう一つ大事な概念に「持続時間の無視」というものがありました。

これは旅行の期間が3日でも3週間でも記憶の強弱という点では大差ないということを意味します。

ダラダラと延泊して飽きるまでパリにいるより3日なら3日と決めて、

3日間行きたいところだけを集中的に回る方が「エンド」の記憶が楽しい思い出になってより良い記憶になります。

旅は長ければいいということではなく、「あともう少し時間があればよかった」という程度がベストだということですね…深い笑

悪い思い出を避ける方法

さて、今後は嫌な記憶を和らげる方はを考えてみましょう

嫌なことの場合も「ピーク」と「エンド」を上手く配置することでストレスを和らげることができます。

具体例を見ていきましょう!

支払いは先に済ませる

誰だって支払いは嫌なものです。

そして、それが最後に訪れるとその印象は余計強くなります。

なので高級なディナーやホテルを楽しむときにはできるだけ早く支払いを済ませましょう。

そうすることで支払う額は同じでも嫌な記憶を紛らわすことができます。

そう考えるとラーメン屋の食券のシステムはよく出来ていますね!

土曜より日曜に遊ぶ

「サザエさん症候群」という言葉があります。

週末にサザエさんを見て、休みの終わりを悟り、悲しくなるという現象です笑笑。

これは日曜日という休みの「エンド」の終わらせ方に原因があるのでしょう。

では、サザエさん症候群にならないためにはどうしたらいいか考えてみましょう!

例えば、「楽しい予定」と「面倒な予定」を土曜か日曜に入れるとします。

ここで土曜に楽しい予定を入れてしまうと、日曜に面倒なことをしなければいけませんよね?

すると、「土曜の楽しい記憶」が「課題の面倒な記憶」に相殺され、週末の記憶としてはイマイチなものになってしまいます。

しかし、まったく同じ予定でも土曜と日曜を入れ替えるだけで

楽しい思い出が「ピーク」と「エンド」として強調して記憶され、良い週末に満足して眠りに就くことができるでしょう。

そのため、友人と晩ご飯を食べに行くなら土曜より日曜にしましょう。

深酒などはできないかもしれませんが、日曜に酒を飲まずに美味しいご飯を食べる方がより満足感をもって月曜日を迎えられます!

嫌なことをあえて長引かせる

同じようにして、嫌な出来事をあえて長引かせることで振り返ったときの嫌悪感を和らげることもできます。

例えば、10時間かかる課題が出されたAさんとBさんがいるとします。

Aさんは土曜日に朝から晩まで丸一日かけて課題を終わらせました。

すると、Aさんの記憶には1日中の疲れが溜まった夜の「エンド」が強く残ります。

その結果、Aさんは課題に疲れきってしまい、日曜は昼ごろまで寝てしまいました。

結構、こういうことありませんか??笑

しかし、Bさんは土曜の夕方にあえて8時間のところで中断して夜に映画を観て、日曜の朝に残った2時間分をするスケジュールで取り組みました。

すると、Bさんは楽しかった映画に満足してぐっすり眠れ、日曜は朝8時に起きて昼までに課題を仕上げました。

この場合、Bさんの課題の疲れとして記憶されるのは「ピーク」は8時間時点、「エンド」は日曜の朝に頭がスッキリした状態で迎えられます。

すると、同じ課題を同じ時間かけて仕上げても2人の疲労感はまったく違うという現象が発生します!!

この姿勢で課題に向き合うことが続けば、課題に対する嫌悪感が2人でまったく違うものになるでしょう。

何でも早ければいいという訳ではなさそうですね笑。

ストレスを和らげるためには課題をあえて長引かせるのも一つ賢い選択と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか??

「ピーク・エンドの法則」はただピークとエンドの記憶が残るというだけではありません。

上手く使いこなせば、まったく同じことをしても、印象をまるで違う良いものにすることにできます!!

楽しみな出来事はできるだけ最後に、嫌なことは出来るだけ早く、分割して行うことが楽しみをより強く、ストレスをより和らげてくれます!

結構、使い道のある法則ではないでしょうか???

以上、参考になれば嬉しいです!!

ぜひ「ピーク・エンドの法則」を上手に活用して、生活の満足度を上げてください!

最後まで読んで頂きありがとうございました!!!

ルキータ

神戸市出身のサッカー・旅行・読書が好きな社会人1年目です!
日本で生まれ育ちながらも、DMM英会話1000回以上の授業と2回の短期留学を経て、独学でTOEICを450→905点にアップ。
サッカーの推しクラブはレアル・マドリードです!旅行では11か国を訪れました。読書はビジネス書を中心に一年で50冊ほどの本を読んでいます。

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