イギリスの伝説的な小説「高慢と偏見」
「ストーリ展開が良かったね」などと粋がって、読書家ぶりたかったですが残念!
正直、難しくて読み切るのが精一杯でした!(笑)。
それでも約660ページに渡る長編小説を読み切って後悔はまったくしていません。
これから「高慢と偏見」を読もうと思う人の何か参考になれば幸いです。
面白かったけど難しかった。
感想はこの一言に尽きます(笑)。
なかなか小説の世界に入り込めませんでした。
登場人物が多い
長編小説を読むときには避けて通れないですが、登場人物の整理に時間がかかりました。
主人公のベネット家の娘たちは5人姉妹で、父親と母親も主要人物です。
さらに、後に結婚相手となる男性陣やその親族、恋敵などが加わると合計で20人以上の登場人物が出てきます。
しかも、もちろんジェイン、エリザベス、メアリー、キティ、リディアといった横文字の名前。
「あれ?ジェインって長女だっけ?」
ちょっと戻って確認するみたいなことが何度もありました。
あるあるですけど(笑)。
使われている言葉が難しかった
これも僕の知識不足のせいなんですが、初めて見る単語や感じが多くて、調べる手間がかかりました。
言い訳がましいですが、
「序でながら」、「逐電」、「追従」
こんな言葉使ってます???
はい。僕の知識不足です。ごめんなさい(笑)
これらの単語を見て、「問題ない!」と言い切れる人は楽しく読み切れると思います。
しかし、僕はそうではなかったのでスマホ片手に噛り付いて読んでいました。
語彙の無さを実感しましたが、それでも新しく言葉を知ることができたのでその点については満足しています。
ただ、こんな感じで苦戦して読み切っても得るものはきちんとありました。
感想 「尊敬できる」かが大事?

様々な結婚が描かれていますが、特に気になった要素が「結婚が上手くいくかは、お互いが尊敬できるか関係であるどうか」です。
ここでストーリーをざっとさらっておくと
田舎の良家の5人娘が結婚相手を探すというストーリーです。
その中で「どんな基準で結婚相手を選ぶべきか」ということを考えさせられます。
男性の経済力や容姿、育ち、性格などなど。
もちろん全てを兼ね備えた相手と結婚できればいいですが、そんな人いませんし、いたとしてその人が自分に振り向いてくれるのかは甚だ疑問です(笑)。
娘の視点からの話なので女性の方が参考になることは多いと思いますが、男性でも十分アイデアを得られます。
そして、一番印象に残ったのが主人公のベネット家の亭主「ベネット氏とベネット夫人」の結婚です。
美しい彼女に見惚れて結婚したベネット氏でしたが、結婚して恋愛感情が覚めた数年後、ベネット夫人の頭の悪さに愕然としてしまいます。
その後、ベネット氏は夫人を見下し、見下すのにも飽きた後には不安を煽ったりして遊ぶようになります。
だからと言って二人の結婚が台無しになっているわけでもないのが難しいところですが、何十年も良い所に連れ添う人は簡単に決めていいものではないと思いました。
そして、最終的に娘たちが結婚相手を選ぶ決定打になったのも「相手が尊敬できるかどうか」でした。
確かに容姿端麗な人は魅力的です。
僕も「面食い」な部分があることは否定できません。
ただ、いつか年老いたときに「この人と一緒にいたい!」と心から思えるのは内面の成熟度にかかっていると思いました。
なので、見た目だけで人を判断しないこと。
そして、自分も外見だけでなく、読書や勉強で精神性の向上も図っていこうと改めて思いました。
ま、何だかんだ言っても結局、顔で結婚相手を選ぶかもしれませんけどね!(笑)
まとめ 古典が分からないということは勉強不足

「読書や文学の神髄は古典にある!!!」と古今東西あらゆる読書家の方が仰っています。
なので、僕もいち読書好きとして古典を避けては通れないと思ったので読んでみました。
残念ながら、ページをめくる手がが止まらなくなるほどのめり込むことはできませんでした。
ただ、まったくチンプンカンプンだったわけでもなく、引き続き古典文学の読書にトライします。
読書界隈でこんな言葉を耳にしたことがあります。
「古典の良さが分からないということは、まだあなたの国語力がなっていない証拠だ」
何百何千年と読み継がれている本の内容が薄いということは考えにくいです。
できるだけ早く、「高慢と偏見」などの文学をめっちゃ面白かったと言えるように、これからも読書に励みます!
以上!最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!