ワールドカップでFIFAランク2位のベルギーを倒したモロッコ代表とはどんなチームなのでしょうか?
この記事ではモロッコ代表の強みと特徴を簡単にまとめます。これからモロッコ代表の試合を見る人のちょっとした予習になるような記事になっていますので、試合をより楽しみたい方は是非ご覧ください。
ハキミとシエシュの右サイドが最大の武器
日本人からするとあまり馴染みのない国ですが、実はモロッコ代表も世界に誇るタレントを抱えるチームです。左SBにはバイエルンのマズラウィ、スペインの強豪セビージャに所属するGKボノやFWエン=ネシリなど少なくない選手が世界に名を轟かせています。
しかし、何と言っても最大のタレントは右SBのハキミと右WGのシエシュです!
モロッコ代表の最大の特徴はハキミを最大限に活かした右サイドからの攻撃です。試合を見ているとハキミがチャンスと見るや猛然と前線に走り、シュートも狙います。攻撃時の振る舞いは完全にWGです。
ハキミはフランス代表のエンバペも「世界最高の右SB」と称賛する名手です。サイドバックが取る位置とは思えないほど高く上がり、そこで自由に攻撃をすることが監督に許されているハキミ。彼の持ち味を最大限に活かそうとしているチームです。
さらにハキミがいる右サイドに厚みを加えるのがシエシュです。前モロッコ代表監督と確執があり、招集を断り続けていたモロッコの至宝は、監督が代わるや否やすぐにスタメンに復帰。
シエシュは高い得点力と正確無比なキックを武器に相手ゴールを脅かします。ベルギー戦の2点目をアシストしたのもシエシュでした。
堅守をベースに丁寧なビルドアップ
その他の特長としてはアフリカ予選で8試合3失点の守備です。ハキミが高い位置を取る分アンカーのアムラバトがバランスを取る役割を果たしています。
ハキミの攻撃力も表裏一体で攻撃に人数をかければ守備は手薄になってしまいます。しかし、高いディフェンスラインと厳しいプレスでカウンターをケアしています。練度の高い守備で一丸となって守るのでそれも見応えがありますね。
そして、丁寧に右サイドにボールを繋いでいきます。このときに大切なのはCBのサイスとアンカーのアムラバトです。
目立つ攻撃面だけでなく、こうした繋ぎにまで注目できるとより面白く試合が観戦できるはずです。
まとめ 多くのサポーターと共にベスト8進出なるか?
モロッコ代表は最高成績がベスト16。20年ぶりに出場した前回大会も1勝もできずにGL敗退。リベンジに燃えるタレント軍団は2節を終えて2位に着けています。
ハキミやシエシュも脂ののった年齢に差し掛かり国民の期待も高まる一方です。その証拠にカタールの地にはスタジアムを真っ赤に埋め尽くす大量のサポーターが駆けつけています。
次のカナダ戦は勝てば文句なしの突破が決まります。どのような結果になるでしょうか?楽しみにして最終戦を待ちましょう!
以上!最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!