ミニマリストと聞くとどんなイメージを持つでしょうか?
引っ越してきたばかりのような何もない殺風景な部屋で生きている人…。
「僕たちにもうモノは必要ない」はミニマリストの佐々木典士さんの本です。
僕はもともと捨てられないタイプの人だったのですが、この本を読んでモノとの向き合い方が変わり、実際に自分の部屋の所有物を半分以下に減らしてみました。
ミニマリストとは言えないレベルですが、実際にモノを捨ててみると「より少なく生きる」ことの良さを感じるようになれました!
そんな良さやモノを捨てたことによる変化をご紹介したいと思います。
どんな捨て方をしたか

僕が断捨離に目覚めたのは1年くらい前の2021年の夏です。
それまで僕は昔の思い出はきちんと保管しておきたいと思っていて、自分が昔使っていたモノはできるだけ手元に置いていました。
当時の部屋はそこまで汚くはなかったものの、クローゼット一面にモノが溢れていました。
そんなクローゼットを見ては、自分の思いでが詰まったその場所に満足感を覚え、これからももっとモノを足していきたいと思っていました。
そして、そんなときに部屋を掃除していたら、クローゼットの片隅に吊ってあった中学時代の制服にカビが思いっきり生えているのを見つけました(笑)。
自分では大事に保管していたつもりでしたが、
ホコリまみれになった挙句、カビだらけになった制服を見て
自分は何も管理できていなかったことや管理には手間がかかることを痛感しました(笑)。
それをきっかけに「自分が管理できないモノはもう捨てよう」と断捨離を決意しました。
それ以降
まずはゴミ、その次に長らく使っていないモノの順で捨てていき、最終的には部屋のモノは半分くらいに減りました。
それだけで部屋も気分もなかなかスッキリしたのですが、特に変わったところを紹介します。
時間がとても増えた

まず、今までムダに使っていた時間がなくなり、一気に時間が増えました。
特に探し物と片付けの時間が大幅に減りました。
大量のスペースができた僕の部屋の中であるものを置く場所がそれぞれのモノに割り振られるようになりました。
要はどこに何があるのか常に把握できるくらいモノがなくなったんです。
あるモノを探したくなったら、その場所に一直線に向かいます。
そして、そこになかったらもう失くしたか、元からなかったのどちらかしかありません。
「あそこにあるかも」という可能性に賭ける時間が無くなるので、一気に探し物の時間が減りました。
特に朝の忙しい時間帯には助かります。
すぐ探し物が見つかるので。
そして、掃除の時間も激減します。
モノを動かす手間がなくなるので軽く掃除機をかけるだけで基本的に掃除終了です。
すごく楽にきれいな部屋にいられるようになりました。
勉強に集中できるようになった

今の僕の机の上には時計、ライト、ティッシュ、写真しかありません。
あまりにも寂しくなったような気もしますが、机の上は広々としています。
そして、置いてあるモノから色々考えることがなくなったので、より勉強に集中できるようになりました。
高校時代は机の上にプリントの山が出来上がっていました。
そんな山が撤去されると、「こんなにやり残している」とか「雪崩が起きるかも」という考えが起きなくなりました。
人間は意外と視覚に入っているモノから影響を受けています。
プリントの山からはやらなければいけないことを放置している後ろめたさを常に感じていたことに気づきました。
そんな心配や不安から自由になることができたので、机の上を整理して非常に満足しています。
ミニマリズムはより効率的に生きられるオススメの生き方
部屋からモノが減ってからは「掃除しなきゃ」とか「するにもしてもいつしよう?」と何かと考える時間が減りました。
そして、掃除しようと思い立っても5分で満足できる状態にすることができます。
モノが少ないと綺麗な部屋に楽に住めるので本当におススメです。
まだ読めていない本が何冊か積みあがったりもしていますが、整理された部屋で棚に収まっていない本は異常に目立ちます(笑)。
必然的に「この本を読むまで次は買えない」と思います。
そして、本を読むときも気が散る時間が減り、片付ける前より随分早く読めるようになりました。
逆説的ですがモノを捨ててからはモノに対して強い責任感を持つようになりました。
より少ない分、より丁寧に扱うようになりました。
買う時も慎重になります。
「もうカビを生やしたりしないだろうか」と思って、何となくモノを買うことがなくなりました(笑)。
僕のようにモノを半減させる必要まではないかもしれませんが、整理をすると心までスッキリします。
みなさん忙しいとは思いまいますが、一度部屋を整理してみるのはいかがでしょうか???