フランス代表クンデが話題。サッカーではアクセサリーの使用は不可

ワールドカップの決勝トーナメント1回戦「フランス×ポーランド」の前半40分ごろにフランス代表のジュール・クンデが着けていたネックレスを審判に外すよう指示されたシーンが話題になりました。

サッカーにおけるアクセサリーの着用はルールでどのように定義されているのでしょうか。

アクセサリーの着用は不可

基本的にユニフォーム以外のアクセサリーの着用はIFAB(国際サッカー評議会)により禁止されています。そして、日本サッカー協会もそのルールに則って試合を行っています。

競技者は危険な用具、もしくはその他のものを用いる、または身につけてはならない。
すべての装身具(ネックレス、指輪、ブレスレット、イヤリング、皮革でできたバンド、
ゴムでできたバンドなど)は禁止されており、外さなければならない。装身具をテープで
覆うことは、認められない。

日本サッカー協会 サッカー競技規則2022-23 第4条-1.安全 より

さらに、アクセサリーをテープなどで覆うことも禁止されています。海外の選手を観ていると少なくない選手が左手の薬指にテーピングをしていますが、多分ルール違反をしています(笑)。

もし着用がバレたときはどうなるのか?

基本的には外すように指示されるだけです。今回のクンデも副審に指示されてネックレスを外せば、お咎めなしでした。競技規則にはこのようにあります。

競技者は試合開始前に、交代要員は競技のフィールドに入る前に、検査されなければな
らない。
競技者が、認められていない危険な用具や装身具を身につけている、または用い
ている場合、主審は、競技者に次のことを命じなければならない。
◦ 認められていないものを外す。
◦ 競技者が外すことができない、またはそれを拒んだ場合、次に競技が停止されたとき、
その競技者を競技のフィールドから離れさせる。
競技者が拒む、または再び身につけた場合、競技者は、警告されなければならない。

日本サッカー協会 サッカー競技規則2022-23 第4条-1.安全 より

選手が指示を拒んだ場合はイエローカードの対象となります。ワールドカップの場合は1試合に限った話にはならず、次戦以降で着用していた場合はイエローカードの対象となります。

クンデはやらかしてしまいましたね(笑)。ただ、アクセサリーの着用は本来試合の前に確認されるべきもので、審判もやらかしてしまっています(笑)。

まとめ 安全に配慮したルール

アクセサリーの着用が明確に禁止されたのは1999年のことです。それ以前は「他の選手に危険を及ぼすものは身に着けてはいけない」という文言があるだけでした。

それが1999-00シーズンに「あらゆるアクセサリーの着用を含む、他の選手に危険を及ぼすものは身に着けてはいけない」という記述に変わりました。ただ、このときは装身具をテープで覆ってはいけないとは言われておらず抜け穴がありました。

まあ隠してしまうとアクセサリーの意味がなくなるので大半の選手は外していましたが、クリスティアーノ・ロナウドはピアスにテープを貼り、隠してプレーしていました。

そして、アクセサリーの着用のルールが細かく明文化されたのは意外にも2016-17シーズンからです。サッカー選手は魅せることも仕事ですが、まずは安全にプレーしてほしいということですね。

今回のクンデは珍しくネックレスの着用が40分近く気づかれないという面白い事態で、中継の途中に本人が邪魔そうにしていた姿が印象的です。今後こんなことはあまりないと思いますが、アクセサリー類はNGだと分かっていただければ十分です!

以上!最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!

ルキータ

神戸市出身のサッカー・旅行・読書が好きな社会人1年目です!
日本で生まれ育ちながらも、DMM英会話1000回以上の授業と2回の短期留学を経て、独学でTOEICを450→905点にアップ。
サッカーの推しクラブはレアル・マドリードです!旅行では11か国を訪れました。読書はビジネス書を中心に一年で50冊ほどの本を読んでいます。

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