2022年9月27日14時55分キックオフ(日本時間20時55分)のサッカー日本代表×エクアドル代表の試合を振り返ります!!!
日本代表は10月のメンバー発表前最後のテストマッチ。エクアドル代表はワールドカップ本戦までのラストマッチということで激しい非常に気合の入った試合でした!!!
スタメン
日本代表 4-2-3-1
GK シュミット・ダニエル
DF 山根・谷口・伊藤洋輝・長友(84分吉田)
守備的MF 柴崎(67分遠藤)・田中碧
攻撃的MF 堂安(83分伊東純也)・南野(67分鎌田)・三苫(66分相馬)
FW 古橋(46分上田)
ワールドカップまであと2試合というところでスタメン総入れ替えという大胆な決断をした森保監督。「そんな余裕があるのか⁉」とネットで話題になっていました(笑)。
世界の強豪との3連戦が待ち構え、さらに本番まで2か月を切っているタイミングなので確かにサポーターが焦ってしまうのも理解できます。
真相は関係者のみぞ知るところですが、森保監督は「メンバー選考が一番辛い」と仰っていました。
ギリギリまで選手にチャンスを与えて少しでも状態の良い選手を招集する計画なのでしょう。

エクアドル代表 4-2-3-1
GK ガリンデス
DF カスティージョ・ポロソ・インカピエ・エストゥピニャン
守備的MF メンセド・カイセド
攻撃的MF メナ(76分E・バレンシア)・シフエンテス(76分アングロ)・イバーラ(46分サルミエント)
FW エストラーダ(90+1分レアスコ)
こちらはエースのE・バレンシアなど2人ほどレギュラーが外れていましたが、本番のメンバーがそのまま出てきていたと思います。
しかし、こちらも3日前のサウジアラビア戦(0-0)とスタメンを6人入れ替えています。
過密日程の各国リーグ・代表ウィークを考えるとターンオーバーを使いながら戦うのはどこの国も同じではないでしょうか。
前半 連携やプレー強度が高かったエクアドル

前半の印象を一言でいうと「連携の取れたエクアドルが圧倒していた」感じでした。
エクアドルはチーム全体として非常にインテンシティが高かったですし、球際の激しさもすごかったです。
日本代表は初めて戦う11人ということで、不慣れな場面もあったかと思います。
しかし、アメリカ戦のスタメンで戦っていても前半は楽ではなかったのでしょう。
エクアドル代表というチームは激戦区南米予選をストレートで通過してきました。
南米の出場国枠は10か国に対して4.5と非常に厳しいです。ブラジルやアルゼンチンという世界的な強豪と渡り合ってきたチームだけあって、激しく見応えのある試合を展開してくれました。
守備に関しては真ん中をがっちりと固め、日本はサイドからの攻撃が目立ちました。エクアドルは23番カイセドを中心に中盤でボールを奪って素早い攻撃を仕掛けていました。
エクアドル代表は右サイド寄りに攻撃をしていましたが、中盤を圧倒していただけありバランスよく、左サイドからも43分にポストに当たる決定機を作っていました。
カイセドが非常に目立っていましたが、チーム全体として攻守の切り替えや、ボールへのプレスの素早さや強度も素晴らしかったです。日本代表はなかなかに苦戦していました。
日本もエクアドルのパスを引っかけたりミスをシュートまで持って行ったりするなど、決してチャンスがなかったわけではありません。
38分にはエストゥピニャンのミスパスを奪った古橋に決定機が訪れました。
しかし、総じて言えば立ち上がりから激しく入ったエクアドルがことごとくボールを奪って試合を支配していました。
後半 上田と鎌田の投入で日本が盛り返す

日本は46分上田を古橋に代えて投入し、これによって前線に起点ができるようになり、試合の潮目が少し変わりました。
上田は182㎝と日本代表のFWとしては上背があります。そのおかげでエクアドルのCBに競り勝てないまでも前線でボールをキープしたり、味方が上がってくる時間を稼げるようになりました!
その結果、左の三苫や相馬にボールが渡り、ドリブル突破からチャンスが見られるようになりました。
エクアドルが悪くなったという印象はなかったため、日本が盛り返したという表現になるでしょう。
そして、67分に鎌田が南野に代わって投入されます。鎌田も目立っていました!
中盤で落ち着いてボールを運べる鎌田の特長もあり、77分には鎌田から上田へのこぼれ球を堂安がゴール左下を狙う惜しいシュートを放ちました。運べる鎌田とターゲットになる上田、そしてきちんと詰める堂安の良さが出ていました。
そんないい攻撃が見られた一方で一番のピンチが日本に訪れます。80分のPKのシーンです。
このシーンでは少し味方のパスが逸れて、拾いに行こうとしたエストラーダの左足を谷口が踏んでしまいました。際どい判定でしたが、踏んではいたため仕方ない判定だと思います。
E・バレンシアはエクアドルのエースですが、見事にシュミットがPKを弾き出しました!!!
シュミットは終始エクアドルのシュートをセーブし続け、この試合引き分けで終えられたはシュミットのおかげです!!
交代で流れが変わって日本にもチャンスが訪れた一方で、最後尾のシュミットがきちんと無失点で抑えゲームは0-0で終了しました。
まとめ

試合を通じてエクアドルの連携の高さが目立ち、日本とって非常に良いテストマッチでした。
開幕戦を戦うエクアドルは開幕までに現時点ではテストマッチを組む日程的な余裕がなく、この試合にかけている熱量は相当なものでした。
前半日本には思うようなサッカーをさせませんでした。
それに対し、日本も決して余裕があるわけではありません。
しかしながらまだあと1試合残っており、ギリギリまでチームを強化できるでしょう。
メンバー選考に向けての材料はほぼほぼ出揃いました。
あとは26人誰が選ばれるか楽しみにしていましょう!!
以上!最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!