こんにちは!!!
今回は「○○さえなかったら!」「××でさえあれば!」というような悩みや不満をお持ちの方に「憧れの街に住んだら幸せになれるか?」という例を参考に
悩みや不満とどう向き合っていくべきか考えてみたいと思います!
きっと違った視点で自分自身を見つめることができるようになる記事です!!
ハワイに住んだら幸福度は上がる???

ちょっと想像してみてください。
あなたは北海道の札幌に住んでいて、季節は2月。
辺り一面に雪が降り積もり、家から出るのにはまず雪かきをしなければいけません。
そして、今日も泥が交じった雪を掻き出し、凍り付いたフロントガラスの氷を払いのけてから車で出勤します。
ハンドルは氷のように冷たく、椅子はカチカチに固まっていて座り心地は悪い。
暖房をかけているとはいえ、車内が温まるのには時間がかかります。吐く息は白い。
さて、ここで質問です。
あなたが暖かい日差しが降り注ぐハワイに住んでいるとしたら幸福感は上がるでしょうか?
たいていの人は幸福度が上がると考えるでしょう。
では、ここで少し視点を変えてみましょう。
ハワイに住んでいたとしら??

あなたはハワイにのホノルルに住んでいて、季節は2月。
暖かい日差しが降り注いで、ここ1週間とてもいい天気が続いています。
しかし、観光地であるハワイは旧正月で休みの中国人や春休み中の日本の大学生でごった返しています。
この時期は観光客による交通量が増えて、閑散期に比べるといつもより30分くらい早く家を出なければあなたは渋滞に巻き込まれてしまいます。
観光客のせいであなたはいつもより早く出勤しなければいけませんが、あなたの会社は観光客を相手とした商売を営んでおり、生活のためには観光客に来てもらわなければ困ります。
さらには慣れない英語も勉強せねばならず、その勉強ために使う時間も少なくありません。
さて、ここで質問です。
あなたがハワイに住んでいたとしら幸福感は上がるでしょうか???
こう考えると先ほどよりは幸福感の上り幅は小さくなっているのではないでしょうか???
特定の要素だけに集中しすぎないようにしよう
1回目の質問を見たときには、写真や文章から「気候」に意識が集中してしまったと思います。
しかし、2回目の質問でハワイという観光地ならではのストレスや、異国に住むことの難しさを認識すると「ハワイに住むことも良いことばかりではない」ということに気づきます。
そうすると、「気候」という要素を過大評価していたことに気づき、ハワイに住んだときの幸福感の評価が下がったと思います。
この例を見てみると、僕たちは簡単に一つのことに過大評価してしまうことに気づきます。
これは住む場所に限ったことではありません。
あなたが「ぱっちりとした二重なら」自分に自信が持てるようになるでしょうか?
「嫌いな同僚がいなかったら」仕事の不満はなくなるでしょうか?
もちろん、多少は満足感が増すでしょう。
ですが、二重にも嫌いな同僚がいないことにもすぐに慣れていき、今度は違うことに不満やストレスを感じるようになっていきます。
心理学ではこうした特定の要素に注意を払いすぎてしまうことを「フォーカシング・イリュージョン(焦点錯覚)」と言います。
僕たちは日常生活の中で抱く悩みや不満をついつい過大評価して「これさえなければもっとストレスなく生きられるのに」と思いがちです。
ですが、そういった要素が実際に与えている影響は想像以上に小さいです。
僕は周りの人に比べて髪の量が少ないことがコンプレックスですが、周りの人は僕の髪の量など気にしていないでしょう。
そんなことよりも「僕の言動がその人たちに与える影響」の方がよっぽど大事なはずです。
もし、僕が陰口をたたかれるとして「あいつはもっと髪の量を増やした方がいい」とは絶対なりません。まずは性格にダメ出しが入るはずです。
だからこそ、できるだけ広い視点で物事を見て考えることが大事です。
難しいことですが、フォーカシング・イリュージョンに騙されないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか???
僕たちは一度何かに不満を持ってしまうとそれに集中しすぎてしまう傾向がありますが、実際にそれらが生活全般に与えている影響は思っているよりかなり小さいです。
「○○さえなかったら!!」と思ったら、注意しましょう。
一度冷静になって、それがどの程度自分の生活に影響を与えているか考えてみることをお勧めします。
悩みを冷静に客観視することは難しいですが、こうした考え方ができるようになると、もっと本質的なことに時間割けるようになります。
人生の時間は限られています。その使い方に注意するようにしましょう。
以上!参考になれば嬉しいです!!!
最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!