ワールドカップ決勝トーナメントの1回戦「アルゼンチン×オーストラリア」
戦前の予想通りアルゼンチンが試合をコントロールする展開となりましたが、アルゼンチンが2-1で逃げ切りに成功しました!
試合の状況や流れをまとめますので、アルゼンチンやオーストラリア代表のことを深く知りたいという方の参考になれば嬉しいです!
千両役者が固い守備を打ち砕く
やはりこの試合の主役もメッシでした。
先制ゴールはもちろんチャンスを作り続け、今大会3ゴール目を挙げてプレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選ばれました。これでメッシはワールドカップでのプレーヤー・オブ・ザ・マッチの受賞回数を8とし、史上最多の受賞回数となりました。
メッシの独特の細かいタッチのボールの持ち方と言っていいでしょうか。飛び込む訳にも離れる訳にもいかないドリブル。危ないと分かっていてもオーストラリアはメッシに何度も突破を許していました。
前半35分のゴールはまさしくメッシのそんな個の力が爆発したゴールでした。オーストラリアの守備も人数は足りていましたが、メッシが中心となって守備陣を切り裂きました。
自らシュートを打てるだけではなく、周りも使える技術の高さに、そのシュートやラストパスがいつどこに出されるか分からない。選択肢が多くて予測もできないプレーをオーストラリア2人がかりで止めるのがやっとでした。
試合終盤にも決定的なチャンスを作り続けたメッシ。攻めあぐねていたアルゼンチンを勝利を導いた神の子はこの試合でも一際目立つ存在でした。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) December 4, 2022
試合を動かしたのは
やはりメッシ!!
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密集地帯に侵入し
コンパクトなキックで一刺し🗡️
🏆FIFAW杯カタール2022 ラウンド16
🆚アルゼンチン×オーストラリア
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連携した守備で奮闘もあと一歩及ばなかったオーストラリア
今大会は大柄なフィジカルと連携した守備を軸に守り勝ってきたオーストラリア。
この試合でも連携の取れたコンパクトな4-4-2のディフェンスのブロックを組み、アルゼンチンを苦戦させました。
目立っていたのはソウターです。ソウターは198cmの長身を活かしてロングボールを終始弾き返し、オーストラリアがゴール前を固めるのに奮戦していました。
ソウターは大きいだけではなく小回りも効き、危ないボールをスライディングでカットもできる選手です。この試合でも上手なスライディングでチャンスを潰していました。今後日本代表が対戦するときには厄介な相手です。
彼だけではなく全員が汗をかいてチームのために走る姿に心を打たれましたが、あと一歩及ばベスト16で敗退となりました。
グッドウィンがネットを揺らした時は同点の可能性も感じましたが、2点差を追いつくことはできませんでした…
大会を通して見応えのある試合を見せてくれたサッカルーズ
オーストラリア代表(通称サッカルーズ)は今大会16年ぶりとなる決勝トーナメント進出を果たしましたが、ワールドカップへの道のりは険しいものでした。
アジア最終予選ではサウジアラビアと日本の後塵を拝し、プレーオフに参加。中立地とは言い難いカタールでUAEを撃破。
さらには次の大陸間プレーオフではロシア大会で完敗を喫したペルーを退け、辛くも出場権を獲得しました。
ここ数大会はストレートで本戦出場を決めていたチームへの風向きは決して良くありませんでしたが、蓋を開けてみれば史上最多の勝ち点6を挙げてグループリーグを突破。そして、あのアルゼンチン相手をも苦戦させました。
大柄な選手たちが粘り強く1点を何とか守る姿は、好感が持てる応援のしがいがあるチームでした。素晴らしい試合を魅せてくれました!アジアのライバルですが、今後も注目していきましょう!
まとめ アルゼンチンが優勝に一歩前進

おそらく最後のワールドカップとなるメッシは相当な気合いで優勝を目指しています。
いまだに手にしていない唯一最大のトロフィーにかける思いが滲み出ていて、今のメッシには人間味が溢れています。
これで現在得点ランク1位タイとなる3ゴール目を挙げ、まさかの敗北を喫した初戦からチームは立ち直りました。
次の相手は2014年大会のときにPK戦までもつれ込んだオランダ。当時の監督であるファン・ハールも戻ってきていて、8年前の雪辱に燃えています。
マラドーナを超えて真の伝説となるまであと3勝。アルゼンチンの旅路は続きます。これからどんな結末が待ち受けているのでしょうか?楽しみにしていましょう!
以上!最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!