まさかのまさか!
今季リーガ無敗で首位をひた走るマドリーにラージョが土を付けました!
そして内容でもマドリーを圧倒していたため、ラージョにとって妥当な勝ちと言えるでしょう!
マドリーはこの敗戦によって首位をバルサに明け渡してしまうこととなりました。
ラージョの粘り強いチェイシング
この試合のラージョは特定の誰かが凄かったという印象はあまりなく、全体として一人ひとりがマドリーの良さを消すことに集中していたと思います。
いつものマドリーであれば、DFが奪ったボールをクロースかモドリッチに繋いで前線へ展開していきます。
しかし、この試合のラージョの選手達は奪われた正にその瞬間からマドリーのDFやモドリッチ、バルベルデに襲い掛かっていました。
マドリーの選手に交わされたり股抜きされても何のその。
2,3人でしつこく激しいプレスを掛け続けられ、流石のバロンドール受賞者もきつそうでした。
絶え間ないプレッシャーによっていつもなら想像しがたいボールロストやパスカットが何回も見られ、80分くらいまでマドリーは押し込まれ続けました。

決して大きなクラブとは言えないラージョがこの2年これほどの強いのは驚くべきことです。
マドリーとは予算規模が数十、下手したら百倍くらい違いますからね。
今シーズンはアトレティコ(昨季3位)、バルサ(昨季2位)から勝ち点1を奪い取っていますが、なんとマドリー(昨季優勝)はボコボコにやっつけてしまいました!
イラオラ監督恐るべし…。
今シーズンもラ・リーガの台風の目になってくれそうです。
この快進撃がどこまで続くか楽しみにしていましょう!
「ずるい」マドリーも見られた

この試合80分くらい圧倒されていたというマドリーですがスコアを見れば3-2。
何も知らない人からすると「いや、互角やん」となってもおかしくありません。
この流れに関係なく、個人や2~3人のテクニックでゴールを奪えることが「ずるい」と言われる理由です(笑)。
この試合のミリトンのゴール(40分)なんかは特にそうでした。
追いつきはしたもの先制点を奪われ、ゴールを予感させるチャンスを作れていなかったマドリー。
そんな流れの中で得たコーナーキック。
蹴られたボールを一人でマークを引き剥がしたミリトンが後ろ向きに飛びながら身体を180度くらい捻って頭で叩き込みました。
屈強な相手を振り切る「力強さ」と猫のような「しなやかな身のこなし」は他の選手ではできないでしょう。
崩したというよりねじ込んだゴールにマドリーらしい「ずるさ」が感じられて面白かったです。
近年目覚ましく戦術の落とし込みが進んでいるサッカー界ですが、こうした「個の力で殴る」シーンもサッカーの醍醐味の一つだと思います。
スタメン・交代選手

レアル・マドリー 交代選手 69分 IN→カマヴィンガ OUT→チュアメニ 79分 IN→マリアーノ OUT→モドリッチ 85分 IN→バスケス OUT→カルバハル 85分 IN→ナチョ OUT→メンディ ラージョ 交代選手 71分 IN→ウナイ・ロペス OUT→オスカル・トレホ 79分 IN→シス OUT→コメサーニャ 88分 IN→ファルカオ OUT→カメージョ 88分 IN→チャバリア OUT→イシ 88分 IN→サルビ・サンチェス OUT→アルバロ・ガルシア
まとめ ラージョに天晴れ!

先ほども書きましたが、ラージョのような小さなクラブとマドリーのようなメガクラブでは文字通りに予算規模が桁違いです。
世界中のエリート選手を集められるクラブ相手には引き分けることすら難しいのが実情です。
しかし、この2年メキメキと実力を付けて世界的な強豪相手に引けを取らず今はラ・リーガで8位につけるラージョ。
超強豪チームから何とか勝ち点を奪い取る戦略を練りに練っています。
現在世界の中で同じような立ち位置にある日本代表が躍進するヒントはスペインの中小クラブにあるのかもしれませんね。
メガクラブだけじゃなく小さなクラブにも注目して世界の各国リーグを楽しんでもらえたらと思います!
以上!最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!