「勝手兜の緒を締めよ」
という言葉が世界一お似合いなチームがレアル・マドリードです。
というのもマドリーは強豪との連戦を全勝して一安心かと思った矢先に、降格圏のチームに足元をすくわれることが本当によくあるからです(笑)。
そして、この試合はバルセロナとの大一番「エル・クラシコ」で完勝した直後の一試合。
油断したマドリーが勝ち点を取りこぼしそうな悪い予感がしていました。
終わってみれば3-0の快勝でしたが、それでもVARで3回もゴールが取り消されるなど簡単な試合ではありませんでした。
今回はマドリディスタが地味に心配していたそんな試合のレビューです(笑)。
最下位相手にガチメンバーでいったマドリー

レアルマドリード 4-3-3
GKルニン/DFアラバ、リュディガー、ミリトン、カルバハル/MFクロース、モドリッチ 、バルベルデ/FWヴィニシウス、ベンゼマ、ロドリゴ」
エルチェ 4-1-4-1
GKバディーヤ/DFクレルク、ビガス、ベルドゥ、パラシオス/MFマスカレル/MFニコ、ペレ・ミジャ、ラウル・グティ、モレンテ/FWボイェ
まず注目したいのはマドリーがリーグ最下位のエルチェに対して真っ向から勝負を挑んだことです。
前節のバルセロナ戦からは2人しか先発メンバーを代えず、ベテランは誰も休ませませんでした。
アンチェロッティ監督の「クラシコに勝ったからといって油断は禁物だ」という思いが伝わってきます。
エル・クラシコのような特大のゲームでモチベーションが上がるのは当然ですが、その後に選手たちの緊張はほぐれがちです。
僕は数年間レアル・マドリード を追いかけていますが、ここ一番のビッグゲームで勝利した後、勝てるはずの相手に引き分けるあるいは負けるシーンを多く見てきました。
どんな相手だろうと勝ち点は同じであることを忘れるな。
油断を産まないように経験豊富なベテランを敢えて休ませなかったのでしょう。
マドリーのリーグタイトルへの本気度を確かめることができました!
実際に後半まで膠着状態が続いた

そして「簡単な試合などない」というアンチェロッティ監督の読みは現実のものとなりました。
追加点が入らない時間が75分まで続いて試合を終わらせられなかったのです。
当然フルメンバーのマドリーは序盤から試合を圧倒していましたが、ゴールという結果に結び付きませんでした。
幸先よく11分にバルベルデのゴラッソできましたが、不幸にも追加点が決まるまでに3回もVARでゴールが取り消しになってしまいました。
さらに69分30秒にはエルチェに決定的なチャンスが訪れ、あわや同点となっていました。
幸いその後ベンゼマが追加点を決められたので落ち着きを取り戻せましたが、もしこのとき同点になっていたら試合はどうなっていたか分かりません。
終わってみれば快勝でしたが、楽に勝てた試合ではありませんでした。
サッカーは何が起こるか分からないですね…。
アセンシオにリーグ戦初ゴール
今シーズンは途中出場が続くアセンシオ。
今季はラ・リーガにおいてまだ出場時間が59分しかありません。
バルベルデが復帰して「化けた」今季。
右サイドはバルベルデの居場所となっています。
非常に良い選手なのですが、バルベルデが良過ぎるが故にベンチを温める日々が続いています。
このゴールをキッカケにチームでの存在感を上げていってほしいですね。
初勝利が遠いエルチェ

そして今節も敗北を喫したエルチェ。
10節を終えて3分7敗と大苦戦しています。
課題は失点の多さです。
昨季も失点が多かった(52失点)でしたが、今季はそれよりも悪い91失点ペースです。
昨季の最多失点チームのレバンテが76でしたから早急な改善が必要ですね。
この試合もマドリーが相手とはいえ、完全に守備を崩されるシーンが目立ちました。
守備の改善を期待して、挽回できるように応援しています!
まとめ ベンゼマのバロンドールに花を添えた試合

この試合はベンゼマがバロンドールを受賞した直後で、かつクラシコの次の試合だったので何としても勝ちたなければいけない試合でした。
VARに見放された不運もありましたが、試合の主導権を最後まで渡さず、快勝できました。
次節はベルナベウで気持ちよくセレモニーを行うことができるのでよかったです!
今後も応援していきましょう!
以上!最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!