遂に今夜となったラ・リーガ22-23シーズン1回目のエル・クラシコ
今回は勝ち点22で首位どうしの直接対決となります!
前提として「負けていい」クラシコなどありませんが、もし負けた場合はどうなるのか、今両者が置かれている状況を整理していきましょう!
いつも以上に負けられない今回のクラシコ

まず、今回のクラシコはラ・リーガのタイトルのためにどちらにとっても絶対に負けられない試合です。
昨季、ラ・リーガとUEFAチャンピオンズリーグを含む3冠を達成し、今季はラ・リーガ連覇を狙う王者マドリー。
今季、多額の負債返済のためにギャンブル的な大型補強を行い、是が非でもタイトルを獲らなければいけないバルセロナ。
両チームともラ・リーガではここまで7勝1分という好調なスタートを切っていて、特にバルセロナは8試合で1失点というこれ以上ない出来です。
下馬評では両者はこの調子で勝ち点をほとんど取りこぼすことなく、今季は2~3敗しかしないと予想されています。
ここで勝ち点を落としてしまうとそれが決定打になって優勝を逃してしまう可能性が高いでしょう。
なので、このクラシコはシーズン序盤でありながら優勝争いの天王山となります。
バルサの方が負けられない試合

現在置かれている状況はバルセロナの方が圧倒的に悪いです。
先日行われたUEFAチャンピオンズリーグ第4節インテル戦、バルサは痛恨のドローを喫し、2年連続のグループリーグ敗退が濃厚となりました。
まだ決まったわけではありませんが、グループリーグ敗退で2100万ユーロ(約30億円)の賞金を逃すことが確定的です。
先ほども述べた通り、今季は多額の負債の返済のために何としてもタイトルを獲り、収益を少しでも上げなければいけません。
今季のバルセロナの予算はチャンピオンズリーグのベスト8まで進出する前提で組まれていました。(ソース:https://news.yahoo.co.jp/articles/703cc5eeb7bc1b017ae81058ed137d04bfb6a14b)
このCL敗退はクラブの台所事情的としては非常にまずい状況です。
豪華なスカッドを揃えた半面、将来の多額の放映権を手放し、今季は絶対にタイトルを獲らなければいけないバルセロナ。
CL敗退がほぼ確定した上に宿敵に内容の悪い負け方をすると、ファンから絶大な人気を誇るシャビ監督といえど立場は危うくなるでしょう。
ただ、個人的にはシャビ監督以外に今のバルセロナの監督を務められる人はいないと考えています。
バルセロナの哲学をよく理解していてクラブへの忠誠心も強く、歴代の監督より低い年俸で働いているシャビ監督。
今の経済的に非常に苦しくファン、メディア、経営陣からとてつもないプレッシャーを受けるこの仕事をクラブレジェンドの彼以外に誰ができるのでしょうか?
名誉挽回のためにバルサは死に物狂いで戦ってくるでしょう。
負けられないプレッシャーがバルサにとても強く働いています。
ホームで負けるわけにはいかないマドリー

バルセロナとは対照的に敏腕ペレス会長の下で経営状況は安定しているマドリー。
CLでは31年連続GL突破を決め、強さを見せつけています。
アンチェロッティ監督もペレス会長やファンからの指示も厚く、そう簡単に首が飛ぶような状況ではありません。
昨季から再び白い巨人で指揮を執り、若手の育成を進めながらタイトルを獲るという離れ業をやってのけています。
今期もその調子でタイトルを狙いにいき、既にUEFAスーパーカップのタイトルを手にしています。
しかし、マドリーは毎シーズンタイトル獲得が義務付けられているクラブです。
リーガで今後バルセロナが負けることは予想しづらく、このクラシコで負けてしまうと一気にライバルに差を付けられてしまいます。
リーガのタイトルを獲るためには絶対に勝たなければいけない試合であることは間違いありません。
そして、マドリーは前回のホームでのクラシコで0-4の大敗を喫しました。
雪辱を果たすためにもこの試合は是非勝ちたいところです。
僕はマドリディスタなので全力でマドリーを応援します。
ベルナベウが歓喜に包まれることを願っています。
ケガ人情報

クルトワを欠くレアル・マドリー
マドリーは基本的にベストなスカッドですが、なんと坐骨神経痛によるクルトワの欠場が決定。
さらにクローザーとして最近活躍が目立つセバージョスの欠場も決まっています。
絶対的守護神の欠場は多少の不安材料ですが、それ以外はベンゼマとモドリッチも復帰し、フィールドプレーヤーは万全の状態です。
クルトワがいないのは正直痛いですが、ルニンがやってくれるでしょう!
クンデが間に合ったバルサ
9月の代表ウィークでケガ人が続出したバルサ。
それでも少しずつ選手が復帰し始め、クラシコを欠場するのはクリステンセン、アラウホ、ベジェリン、デパイの4選手。
何と言っても嬉しいのがクンデの復帰です。
今は本職ではないアレックス・バルデの右サイドバック起用が予想されていますが、恐らくクンデが右のサイドバックで出場するではないでしょうか。
まとめ 以前の熱が戻ってきたクラシコ

バルセロナの大型補強によって以前のハイレベルな優勝争いが戻ってきたラ・リーガ。
ここ数年バルサは不振にあえいでいましたが、今季は十分優勝も狙える戦力を有しています。
その挑戦を受けて立つマドリー。
ただのライバル関係以上に優勝争いの一つとしての熱がクラシコに戻ってきたことはファンとしては非常に嬉しく思います。
今日のクラシコはぴりぴりとした緊張感がありますね。
ピッチ外での問題はあるとは思いますが、選手たちは気にせず本気でぶつかり合ってくれでしょう!
今夜23:15キックオフのクラシコ
少し夜更かしになりますが、見る価値はあるので絶対に見ましょう!!
以上!最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!