2022年10月8日21時キックオフ(現地時間)のラ・リーガ第8節
ヘタフェ×レアル・マドリー(@コリセリウム・アルフォンソ・ペレス)
ミリトンの開始4分の先制点を守り切り、レアル・マドリーが1-0で勝利しました!
ベンゼマが休養したこの試合でしたが、ヴィニシウスとバルベルデをバランスよく使って攻撃したマドリー。
ヘタフェディフェンスに手を焼きながらも、何とか90分耐え凌ぎました。
ヘタフェ 連携の取れた素晴らしい守備

5-3-2でブロックを組んだヘタフェ。
敗れはしましたが守備の固さを見せ、マドリーは最後まで苦戦していました。
生命線である球際の強さも健在で、「戦うチーム」という評判通りの粘り強い戦いを見せてくれました。
特定の個人が素晴らしかったという印象は受けませんでしたが、全員が80点というようなパフォーマンスで組織力の高さが目立っていました。
20-21シーズン終盤、マドリーはこのヘタフェの地で痛恨のドローを喫して、後に優勝を逃しました。
その時の記憶が蘇ってくるようなマドリーにとって歯痒い展開で、一人のマドリディスタとしては勝てたことに安堵しました。
中央を固め、時間をかけさせる守備
マドリーは2トップの脇から攻撃の組み立てを測りました。
しかし、その脇のスペースはアレニャとアルゴビアが上手くスライドして対応。
マドリーに攻撃の時間をかけさせている間にMF陣が中央を固め、中への侵入を許さない。
痺れを切らしたマドリーがサイドチェンジをして、逆からの崩しを狙う。
そのような展開がずっと続きました。
ヴィニシウスやバルベルデというマドリー自慢の両ウイングも、スペースのないヘタフェの5バックに苦しめられていました。
個人的にはダミアン・スアレスがヴィニシウスを自由にやらせず、良い仕事をしていたと思います。
コーナーキックから失点
失点シーンに関してはマーキングが甘く、ミトロビッチがミリトンにマークを外されてしまいました。
ミトロビッチは慌ててマークの付き直しを図るも、アラバがスクリーンプレー的に上手くそれを妨害。
結果的にミリトンにフリーでヘディングされ、ゴールを奪われました。
セットプレーの守備に課題は残ったと思います。
とはいえ、全体としては固く守っていました。
序盤戦は16位と苦戦していましたが、ソリッドな守備を軸に頑張ってほしいと思います。
マドリー 苦しみながら逃げ切りに成功

最低限の勝利は達成
ワールドカップまでの過密日程を選手の疲労を抑えて乗り切りたいマドリー。
できればモドリッチやバルベルデは早めに下げたいところでしたが、ヘタフェに苦戦を強いられ、それは叶いませんでした。
終始ヘタフェディフェンスを上手く崩せていない中で、攻守にわたって貢献度の大きい彼らを下手に下げることもできなかったからです。
しかし、幸先よく先制点を奪えていたからこそ、まだこの選手起用で済んだという感じもしました。
もし70分くらいまでスコアレスだったとしたら、クロースも使わざるを得なかったでしょう。
そう考えると、まだクロースに休みを与えられただけよかったと考えるべきだと思います(笑)。
ベンゼマにも休みを与えられましたしね!
来週末のクラシコに向けていい調整をしてほしいものです!
両センターバックのボールの配給
この試合は上手くブロックを組んだヘタフェへの対抗策として、両センターバックからのパス供給が多かったです。
特にミリトンは前半に何度もモドリッチに差す楔のパスを入れており、効果的な攻撃に繋がったシーンもありました。
リュディガーにもバルベルデに鋭いパスを入れるシーンがありました。
引かれた相手を崩すことは今後も課題になってきます。
アラバ以外にも正確で速いパスを通せる選手が出てくるようになると、マドリーの攻撃もより厚みが増すように思いました。
攻撃のビルドアップも今後注目していきましょう!
まとめ クラシコへ向けて悪くない1戦

来週末には今期最初のエル・クラシコがあります。
バルサの調子がいい今期はこのクラシコが優勝争いに大きな意味を持つのは間違いありません。
過密日程をこなしながらの大一番は互いにとって大きな負担です。
しかし、クラシコだけはいつだって「絶対に勝たないといけない試合」です。
良い流れでクラシコに臨むためには、この試合も取りこぼしは許されませんでした。
決して良い試合とは呼べないものの勝ち点3を積んでおくことができました。
まず、その「勝ち切る」というパフォーマンスを見せたマドリーは素晴らしいと思います。
CLの出だしで躓いているバルサに良いプレッシャーを与えることができました!(笑)
アンチェロッティ監督ならきっといい準備でクラシコに臨んでくれるはずです。
来週末のクラシコに向けて、ファンも心の準備を整えておきましょう!
以上!最後まで読んで下さってありがとうございました!!!!!